美容に良い成分
肌が綺麗になる成分
シミやシワに効果的な成分
など美容に関する成分を聞かれた時に、まず思いつくのがコラーゲンですよね。他にもヒアルロン酸やプラセンタ、セラミドといった美容成分があります。
粧品やサプリメントにもコラーゲンが使われることが多い近年ですが、そもそもコラーゲンってどんな効果があるんでしょうか?また本当に肌に効果的なんでしょうか?
ということで美容に良いと言われているコラーゲンについて”わりと詳しく”調べてみました。一応美容家を謳っている私ですが、専門家ではありませんので、なるほどね~くらいの感覚で読んでいただけたら幸いです。
目次(タップで見出しへ飛びます)
コラーゲンとは?
そもそもコラーゲンって何なんでしょうかね?ということでWikipediaで調べてみました。
つまりコラーゲンは靭帯や骨、軟骨などには必要なタンパク質であるということです。コラーゲンってタンパク質なんですね。
コラーゲンは30種類近く存在している
コラーゲンと一言で言っても、実はコラーゲンは種類が豊富で、Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型などローマ数字を使って種類を分けており、2007年で28種類の型に分類されているようです。
- Ⅰ型コラーゲン
…真皮、靭帯、腱、骨など - Ⅱ型コラーゲン
…関節軟骨 - Ⅳ型コラーゲン
…上皮組織の裏打ち構造の基底膜
など私達素人が見てもよくわからない感じですが、体内に最も存在しているコラーゲンはⅠ型だそうです。
化粧品で使われるコラーゲンって?
基本的にコラーゲンはそのまま使われず、化粧品メーカーで人間の肌にあうように改良されていることが多いみたいですね。
- ゼラチン
…高温で変性させたコラーゲン。化粧品、補助食品、ゼリーの原料としても使われる - ヒト型水溶性コラーゲン
- アテロコラーゲン
…医療用のインプラント材料、組織工学の足場材料に応用など、一部化粧品にも使用されている - コラーゲンペプチド
…保湿性があり、健康食品や化粧品原料にも用いられる。原料は魚の場合が多い - 非変性コラーゲン
…シニア向けの健康食品に多い
他にもいろんなコラーゲンがあると言われていますが、代表的なものは以上の5つみたいです。
あとは各化粧品メーカーごとに改良を加えていたり、性質が変わっていたりして、よりヒトの肌にあうよう作られているとのこと。
コラーゲン健康食品について
よくコラーゲンを多く含んだ健康食品が、肌のハリや潤い、また関節の痛みを改善するという宣伝によって販売されることが多いのですが、殆どが個人の感想や体験談などの説明付きで販売されていますよね。
調べてみると、「ヒトでの信頼できるほどの有効性について」では国立健康・栄養研究所によると”コラーゲンを食べても「美肌」「関節」に期待できる効果が出るかどうかは不明”との見解が出されています。
コラーゲンって食べても人間の身体で消化吸収された時に、アミノ酸に消化分解されると言われています。そしてアミノ酸からタンパク質を構成する機能によって、身体の中でタンパク質が利用されるとのこと。
つまりコラーゲンのまま体内で使われることはないだろう…というのが現在の見解です。
化粧品のコラーゲン効果は?
コラーゲンを多く配合した化粧品が数多く販売されていますが、こちらは効果があるのでしょうか?
ということで調べてみると、コラーゲン自体は保湿効果が高いタンパク質なので、肌に付けることでコラーゲン分子の周囲に多くの水分子を保持できるとのこと。
つまり肌に塗ると皮膚からの水分蒸発を抑えるという”潤い”効果は期待できるようです。
保湿効果は大いに期待できることがわかりました。なので肌が乾燥して肌に問題が…というときにはコラーゲンが配合された化粧品を使うと良いかもしれません。
ですがこの場合でも、肌に塗られたコラーゲンがそのままの形で皮膚下に吸収・利用されることは”考えにくい”と言われています。
ということで、コラーゲンを付けても塗っても、肌が若返るなどの美肌効果が”あまりない”のでは?というのが現在での結論だそうです。
コラーゲン注射について
皮膚内に直接コラーゲンを摂り入れるという考えから、コラーゲン注射が美容クリニックなどで行なえますよね。こちらはある程度の美容効果はあると言われています。
身体にもコラーゲンは存在していて各々で役割がありますが、歳を重ねるごとにコラーゲンは減少してくと言われていて、それに伴い肌も老化していきます。
そこへ直接コラーゲンを駐車によって摂り入れる為、無くなり始めていたコラーゲンを補い、肌の老化を防ぐ効果があると言います。他にもシワ、たるみ、など肌が凹んでいる部分に駐車することで、部分的に盛り上げて目立たなくさせるという効果もあるようです。
ただ、コラーゲン注射で肌の弾力、代謝の回復などの効果については”考えにくい”という結論になっていますので、コラーゲン注射は若返るための手段ではないということです。
つまりコラーゲンって意味がない?まとめ
ここまでコラーゲンについて自分が出来る限り調べた結果をまとめてきていますが、つまりコラーゲンって付けても食べても意味がないの?という疑問が出てきますよね。
これも目的によって判断するべきだと思うので、次のようにまとめてみました。
コラーゲンを食べる
- タンパク質の補給には良い
- 美容効果は期待できない
コラーゲンを付ける
- 表皮の潤いには期待できる
- 皮下にコラーゲンのまま成分が浸透することは”考えにくい”
- 美肌効果はないと言える
コラーゲンを注射する
- シワ、たるみなど肌が凹み部分には目立たなくさせる効果あり
- 代謝回復、美肌効果は”考えにくい”
コラーゲンを食べる…つまりサプリメントで摂取する場合は”タンパク質の補給”として考えるなら十分効果的だと考えられますね。タンパク質が不足すると筋肉量減少、集中力低下などが起きてしまうのである程度の補給は必要でしょう。
皮膚にコラーゲンを付ける場合は”保湿効果”には期待できるけど肌自体が綺麗になることはあまりなく、駐車しても肌の凹み部分を目立たなくさせる効果しか期待できない…と。
こう考えると化粧品にコラーゲンが大量に配合されていても意味がないことがわかりますよね。健康食品については美容効果はないと言えますし、スキンケアの方法も見直してみる必要もありそうですね。
市販化粧品や、通販の高級化粧品でもそうですが、化粧品ってコラーゲンだけ配合していることが少ないので、化粧品が一括りに”意味がない”とは言えません。
今回は化粧品やサプリに多いコラーゲンについて調べてみましたが、化粧品やサプリメントの成分について調べてから使うのは当然のことだと思っています。
他の人が”こう言っていた”から大丈夫…ではなく、ちゃんと自分の目で確かめてから使うようにしてくださいね。